【ゲーミングヘッドセット KOTION G7000 レビュー】振動が強く、迫力のあるゲーミング体験が魅力。クラブサウンド向けにも中毒性高し

KOTION EACH® G7000 ゲーミングヘッドセット 高音質 ステレオ ゲームサウンド マイク付き PCゲーム用 騒音隔離 LEDライティング (白い)

 

おすすめ度((おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。))

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 最初に言うと、これはかなりおすすめ。

 かなり大きめのイヤーカップの割に、付け心地に圧迫感が少なく、軽量なのが特徴のゲーミングヘッドセット。7.1chサラウンドの広い音場と低域の強い振動感が魅力。音響ツールが付属しているので音質を調整可能。

 遮音性はかなりあり没入感は高いが、音漏れは大きめ。

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【1】外観・インターフェース・付属品

 USB入出力専用。

 付属品は付属ソフトウェアのCD-ROMとソフトウェアの操作説明書がつく。説明書の言語は英語と中国語だが、ソフトウェア自体は日本語対応している。このソフトウェアで音響を細かく設定できる。詳しくは後述。

 ケーブルはナイロン編み込みで丈夫。 ケーブル中途にコントロールユニットがあり、ヘッドのLEDライトON/OFF、ボリュームコントロール、マイクON/OFFなどをワンタッチで行える。

 フレーム構造は柔軟でひねってもよく曲がるため、装着感は軽め。イヤーカップに重量が集中した安定したバランスのせいか、大きめのコントロールユニットだが、重さを感じず、装着時の左右バランスでの不均衡さは感じられない。

 

【2】音質

※このヘッドセットは付属ソフトウェアで音質を変更可能ですが、ここでは標準的なHi-Fiモードを基準としてレビューします。

 低域でドライバーが強く振動するので、かなりブーミーで肉厚。ゲームでは衝撃度のある効果音が楽しめる。高域の突き抜け感と透明感もあり、ドンシャリ風な味付けだが、中域も方向感と奥行きがあり弱々しさはない。

 音楽的にはクラブサウンド向きで中毒性が高い。

 

[高音]:透明で抜けがよく、突き抜け感がある音。リバーブが少しかかっている(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:緻密さと広さの同居した音。解像度が高く音ははっきりと聞こえ、奥から左右まで張り出す音場の広さが感じられる。

[低音]:100hzはブーミー気味だが比較的震えが綺麗な音。90hz以下から振動感が出てくる。80hz~60hzに耳を震わす強い振動。60hzがピークで、50hz以下は振動が急速に消えて沈む音になる。ドラムには音圧とブーミーさがかなり出る(分島花音「killy killy JOKER」、Roud Table featuring Nino「Rainbow」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域は厚い雲を張るように強い振動で地面を作り、その上に広い中域、高い高域と三角形な音場(petit milady「azurite」、分島花音「world’s end, girl’s londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:立ち上がりが良く、アタック感も感じられてメリハリがある。ブーミーなドラムが支配しがちだが、それに押しつぶされないで元気に動き回るので中毒性が高い。弾けた音にも風圧があり、少し硬いが衝撃性が乗っている(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:中域では肉厚さとのびやかさ、高域では透明感と抜けが感じられる元気で明るい調子。活力を感じやすい声質になる。

 

【3】ゲーミング体験

 イヤーパッドはかなり振動するので、聞き疲れするところはあるかも知れない。  なおゲームの音味も付属ソフトウェアによる調整で変わるが、ここでは標準的なHi-Fiモードでテストした。

 オブジェクト音が多く精緻な空間表現をするPC版「Witcher3」でのテストでは、まず広さの表現がよい。オブジェクトの音の方向感は良く、画面の移動に追随している。またオブジェクトの音の質感表現もなかなかうまく、たとえば水の描き分けでは、水には波やせせらぎの持つ物理的な厚みというか重みの感じられる音で、トクトクという注がれる音、ピチャピチャという撥ねる音、コンコンという湧き上がる音にそれぞれ深みがある。雨の表現も3D的で奥行きがある音になっている。一方で火の音は若干おとなしく、パチパチと火花の弾ける感じは強くない。ボーボーという熱気の表現も少し控えめかも知れない。低域の振動感が強いので、スキル発動時に衝撃を感じ、バトルは素直に楽しい。

 ホラーゲームの臨場感も高い。 低域が強く反響感も出るので重苦しい空気感は非常に濃密。空気の通るダクトの音、したたる水滴音などにリアルさがあり、それらの遠近感、方向感がよく出ている。ホラーゲームでは付属音響ツールで「ムービーモード」にすると反響感が強くなり、より恐怖感が増す。

 ナレーションはよく分離されており、またエコー感は強くないので自然に聞こえる。

 

【4】マイク

 マイクの音も調整可能なので、ここでは標準状態でのテスト。 声はやや肉厚気味のあたたかい音に出る。 環境音はほぼなく、クリアに声は拾う。キーボードの打鍵音、マウスのクリック音は低め。落ち着いた声に聞こえるのでゲームの実況よりは普通のチャット向けといった味付けかも知れない。

 

【5】付属ソフトウェア

 付属ソフトウェアはイコライザーやエフェクターも備えたかなり本格的なもの。 基本プリセットとして「Hi-Fiモード」「ムービーモード」「音楽モード」がある。 Hi-Fiモードが標準で、ムービーモードはそれにリバーブがかかって奥行き感が強くなり、音楽モードはさらに奥行き感が出てライブハウスのような音になる。

 

【6】総評

 冒頭にも言ったが、個人的には好みの味付けでおすすめ。低域のブーミーで肉厚、振動の強い音と中域の緻密さのある広い空間、パーカッションのメリハリ感はクラブサウンドに向き、高域の突き抜けの良い表現は女性ボーカルを際立たせる。まさにドンシャリの王道を歩む製品で、しかも刺さりや音割れなど不快要素がない。

 もちろんゲーミング向けとしてもやや聞き疲れしやすい音ではあるが、装着感の良さは長時間プレイに向くし、オープンワールド系ゲームやホラーゲーム、アドベンチャーゲームなどで万能な迫力を感じさせてくれる。ただあえて欠点を探すとすれば、低域がうるさいところはあるので、シミュレーションゲームをじっくりプレイというような使い道とだけ相性が悪いかも知れない。

 

KOTION EACH® G7000 ゲーミングヘッドセット 高音質 ステレオ ゲームサウンド マイク付き PCゲーム用 騒音隔離 LEDライティング (白い)

 

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